仮想通貨レバレッジ取引所「bitbank Trade」でのビットコインの購入方法やメリット・デメリットについて解説します。
あなたはこのような疑問や悩みを抱えていませんか?
bitbank Tradeは、国内で最も高いレバレッジ倍率20倍で取引することが可能で、追証がないことで有名なレバレッジ取引所です。
本記事では、初心者の方向けにbitbank Tradeでのビットコインの購入方法やbitbank Tradeを利用する際に知っておいてほしい情報を紹介していきます。
bitbank Tradeとは
bitbank Tradeは2014年にビットバンク株式会社によって設立された仮想通貨FX専門の取引所です。
bitbank Tradeが提供している取引所のサービスは「レバレッジ20倍」「証拠金維持率20%以下でロスカット」「追証なし」などユーザーにとって嬉しい条件に設定されています。
また、インジケーターやオシレーターなどのテクニカル分析ツールが10種類以上も備えられており、充実した環境で取引を行うことができます。
ビットバンク株式会社はbitbank Tradeだけではなく2017年には現物取引専門の仮想通貨取引所「bitbank.cc」の運営も開始しています。
bitbank.cc取引所ではビットコインやイーサリアムをはじめ、リップルやライトコインなど、国内で人気のコインを取り扱っており、初心者でも直感的にストレスなく操作できる仕様に設計されています。
bitbank.ccとbitbank Tradeの違い
ビットバンク株式会社が運営するbitbank.ccとbitbank Tradeは全く別の取引所です。
大きな違いは以下の2点になります。
- bitbank.cc:現物取引専用の取引所
- bitbank Trade:仮想通貨(BTC)FX専用の取引所
その他、取引所で取り扱われている通貨やトレードの機能などに違いがあります。
bitbank Tradeの始め方
bitbank Tradeを始めるためにはbitbank ccにも登録をする必要があります。
手順としてはbitbank ccの口座開設を完了後、bitbank cc公式サイトよりbitbank Tradeとアカウントを連携します。そうすれば、新たにbitbank Tradeで本人確認手続きをする手間が省けます。
bitbank Tradeのメリット・デメリット
bitbank Tradeのメリット・デメリットを見てみましょう。
bitbank Tradeのメリット
bitbank Tradeのメリットは以下の通りです。
- レバレッジ最大20倍
- ロスカット率20%
- スワップポイントなし
順に説明していきます。
レバレッジ最大20倍
レバレッジ取引とは取引所に預けている資金よりも大きな金額で売買することができる取引のことです。
例えば、取引所にある残高が50万円のときに、レバレッジ倍率を10倍に設定すれば500万円分の金額で取引することができます。
この際、もし勝つことができれば担保にした元の資金の5倍の利益を得ることができます。反対に負けてしまえば損失も5倍になりますので、ハイリスクハイリターンの取引手法と言えます。
国内取引所 | レバレッジ倍率 |
---|---|
bitbank Trade | 20倍 |
DMM Bitcoin | 4倍 |
GMOコイン | 4倍 |
bitFlyer | 15倍 |
コインチェック | 5倍 |
zaif | 7.77倍 |
bitbank Tradeのレバレッジ倍率は20倍で、他の取引所と比べても大きく差があります。
海外の取引所ではレバレッジ100倍や200倍といった非常にハイリスクな倍率までレバレッジを設定することができますが、国内の取引所ではbitbank Tradeの20倍が最大です。
そのため、国内取引所でレバレッジを大きく設定した取引をしたい方にとってはbitbank Tradeはおすすめの取引所と言えます。
ロスカット率20%
bitbank Tradeのロスカット制度は取引所に預けているBTCの証拠金が20%を下回った際に、それ以上の損失が膨らむことを防ぐために強制的にポジションの一部または全額を決済する制度です。
このロスカット率が高ければ高いほど早い段階で損失を防ぐことができるメリットがあります。一方で、相場が大きく動いた際などはすぐにロスカットされてしまうリスクもあります。
ロスカットを避ける方法は「取引所に資金を追加する」もしくは、「レバレッジの倍率を下げる」の2つの方法があり、証拠金維持率に余裕を持たせる対処方法が存在します。
また、bitbank Tradeでは証拠金維持率が50%を下回るタイミングでアラートによるメール通知でお知らせしてくれます。
ただし、相場状況や取引内容によっては証拠金はすぐに20%まで達する可能性もありますので、あらかじめ証拠金維持率をどこまで許容するのかご自身で決めておくことを推奨します。
実際に、bitbank Tradeと他の取引所とのロスカット率を比べてみましょう!
国内取引所 | ロスカット基準値 |
---|---|
bitbank Trade | 証拠金維持率20%未満 |
DMM Bitcoin | 証拠金維持率80%未満 |
GMOコイン | 証拠金維持率75%未満 |
bitFlyer | 証拠金維持率50%未満 |
コインチェック | 証拠金維持率50%未満 |
zaif | 証拠金維持率30%未満 |
bitbank Tradeは証拠金維持率が20%以下で、国内取引所の中で最も低い基準値に設定されています。
一方で、DMM BitcoinやGMOコインは証拠金維持率が75~80%であり、国内の取引所の中ではロスカットされるリスクが最もある取引所と言えます。
また、DMM BitcoinやGMOコインはアルトコインのレバレッジ取引ができることで有名ですが、アルトコインの変動幅は大きくロスカットのリスクをさらに高める要素となりますので注意が必要です。
追証なし
追証(追加証拠金)とは、保有中のポジションが含み損状態の際に、取引所に預けている証拠金の維持率が取引所の定める基準値を下回った際に発生する借金のことを言います。
国内取引所ではほとんどの取引所が「追証あり」ですが、bitbank TradeとGMOコインの場合は「追証なし」です。追証なしであれば、証拠金維持率を下回ったとしても借金を背負うリスクがないというメリットがあるため、多くのユーザーに支持されています。
しかし、追証がないからといって大きな金額で取引をしてしまうと、相場の値動きを見誤った際には損失を大きく出してしまうリスクがあるため運用資金の配分には十分に注意してください。
スワップポイントなし
スワップポイントとは、日をまたいでポジションを保有する場合に支払わなければいけない金利のことです。
bitbank Tradeと他の国内取引所のスワップポイントを比較してみましょう。
国内取引所 | スワップポイント |
---|---|
bitbank Trade | 無料 |
DMM Bitcoin | 0.04% |
GMOコイン | 0.04% |
bitFlyer | 0.04% |
コインチェック | 0.04% |
zaif | 0.039% |
bitbank Tradeのスワップポイントが「無料」であるのに対して、他の国内取引所のスワップポイントは「約0.04%」と割高であることがわかります。
そのため、長期的にポジションを保有したいという方は金利なしでお得に利用したいという方にbitbank Tradeはおすすめの取引所です。
bitbank Tradeのデメリット
bitbank Tradeのメリットは以下の通りです。
- キャピタルゲインフィーの0.2%の支払い
- アルトコインのレバレッジ取引ができない
順に説明していきます。
キャピタルゲインフィーの支払い
bitbank Tradeでは売買を行い利益を出した際に、キャピタルゲインフィー(決済損失積立金)を取引所に支払う必要があります。
このキャピタルゲインフィーはポジションを決済した際の総利益に対し「0.2%」で計算され、損失を出している際は徴収されません。
国内取引所 | キャピタルゲインフィー |
---|---|
bitbank Trade | 0.2% |
DMM Bitcoin | 無料 |
GMOコイン | 無料 |
bitFlyer | 無料 |
実は、他の国内取引所のキャピタルゲインフィーは「無料」に設定されており、bitbank Tradeのみ0.2%のキャピタルゲインフィーが発生するようになっています。
このようにbitbank Tradeがキャピタルゲインフィーを0.2%徴収している理由は、相場が急変した際に発生するロスカットの損失を埋めるためです。
アルトコインのレバレッジ取引ができない
bitbank Tradeの取引ではBTCとUSDの通貨ペアでしか取引できないため、アルトコインのレバレッジ取引をすることができません。
国内取引所 | レバレッジ取引通貨ペア |
---|---|
bitbank Trade | BTC |
DMM Bitcoin | BTC、ETH、XRP、LTC、BCH、XEM、ETC |
GMOコイン | BTC、ETH、XRP、LTC、BCH |
bitFlyer | BTC |
図のように、BTC以外のアルトコインでレバレッジ取引が可能な取引所は国内ではDMM BitcoinかGMOコインのみです。
そのため、BTC以外の通貨でレバレッジ取引をしたい場合はDMM BitcoinかGMOコインを利用しましょう。もしくは、海外取引所のBitMEXなどを利用することも検討してみてください。
bitbank Tradeへの入金方法
bitbank Tradeにログイン後、メニューの「入出金」から「BTC預入」を選択します。
文字列のビットコインアドレスとQRコードで読み取るビットコインアドレスが表示されます。この際、文字列のビットコインアドレスを手入力してしまうと誤送金の原因になりますので、コピペもしくはQRコードを使用するようにしましょう。
BTCの数量やアドレスの入力内容に問題がなければ、送金を完了させてください。
ビットコインアドレスへの送付が問題なく完了していれば、ビットコインアドレスの下部に表示されている「預入履歴」に反映されますので必ず確認するようにしましょう。
bitbank Tradeの出金方法(送金方法)
bitbank Tradeにログイン後、メニューの「入出金」から「BTC引出」を選択します。
①BTCビットコインを選択する。
bitbank Tradeで引出を一度もしたことのない方は、画面に青文字で表示されている「引出先BTCアドレスの設定」から送付先を追加してください。
②数量を入力する。
③bitbank.ccで取得したパスワードを入力する。この取引パスワードは以下の手順で取得します。
bitbank Tradeにログイン後、左側のメニューから「アカウント連携」を選択します。
画面に「連携パスワード」が表示されますので、コピーします。そして、先ほどのbitbank TradeのBTC引出画面にペーストします。
BTCの数量やアドレスの入力内容に問題がなければ「引出指示」を選択します。
bitbank Tradeでの口座振替
bitbank Trade取引を行うために口座振替を行います。
BTCの預入は「現物口座」に設定されているため、仮想通貨FXの口座に振替を行う必要があります。上部メニューの「トレード」から「口座振替(現物⇄FX)」を選択します。
①口座振替を選択する。
②振替数量を入力する。
③取引パスワードを入力する。
最後に振替予約を選択すれば完了です。
bitbank Tradeでのビットコインの購入方法
bitbank Tradeには以下の2つの注文方法があります。
- 指値注文
- BBO注文
順に解説していきます。
指値注文
指値注文とは
指値注文とは、自身が買いたい・売りたい価格で注文を成立させることができる注文方法です。例えば、現在の1BTCの価格が50万円だとして1BTC49万円になったら購入するというように、売買価格を自由に設定することができます。
そのため、成行注文とは異なり想定外の価格で注文が通るようなことはありません。また、指値注文は成行注文よりも手数料が安く済みますのでお得に利用することができます。
板情報の見方
指値注文を行う際には「板情報」を見ながら「注文画面」で注文を入力します。まず、板情報の見方について解説していきます。
取引画面には板情報と呼ばれるユーザーが売買したい仮想通貨の価格(レート)と数量(注文量)が表示されています。
板の上半分が「売り注文の情報」、板の下半分が「買い注文の情報」であり、一番安い購入価格は「3624.05」、一番高い売却価格は「3624.01」となっています。
このように、注文をする際には板情報を参考にしながら安く購入し高く売却すると上手く売買を行うことができます。
指値注文の手順
①指値を選択する。
②注文価格を入力する。
③数量を入力する。
BTCとUSDの通貨ペア取引がはじめての方は、
④取引パスワードを入力する。前途したように取引パスワードはbitbank.ccの「アカウント連携」から取得できます。
各項目の入力内容に問題がなければ「新規買注文」「新規売注文」のいずれかを選択し、注文を完了させてください。
BBO注文
BBO注文とは
BBO注文は、注文を成立させたい価格を指定せずに数量のみ指定する注文方法です。そのため、自分で価格をしてしなくても最も高い買い注文・最も安い売り注文が自動的に算出され、取引を成立させてくれます。
しかし、BBO注文は成行注文とは異なり指値注文の一種であるため、急な価格変動の際には注文が約定しない可能性もありますのでご注意ください。
BBO注文の手順
①BBOを選択する。
②注文価格を入力する。
③数量を入力する。
BTCとUSDの通貨ペア取引がはじめての方は、
④取引パスワードを入力する。前途したように取引パスワードはbitbank.ccの「アカウント連携」から取得できます。
各項目の入力内容に問題がなければ「新規買注文」「新規売注文」のいずれかを選択し、注文を完了させてください。
各項目の入力内容に問題がなければ「新規買注文」「新規売注文」のいずれかを選択し、注文を完了させてください。
bitbank Tradeのセキュリティ
bitbank Tradeのセキュリティ対策は以下の通りです。
- コールドウォレット
- マルチシグ
- SSL暗号化
- 2段階認証
- 資産の分別管理
順に解説していきます。
コールドウォレット
コールドウォレットとは
コールドウォレット(コールドストレージ)とは、常にインターネットから切り離された環境で管理されているオフラインウォレットです。そのため、送金をする際は利便性に欠けますが、第三者による不正アクセスを受けるリスクを防ぐことができます。
ホットウォレットとは
ホットウォレット(ホットストレージ)とは常にインターネットに接続された環境で管理されているオンラインウォレットです。そのため、管理コストや利便性に優れていますが、第三者による不正アクセスのリスクが高いです。
コールドウォレットとホットウォレットの比較
コールドウォレットとホットウォレットを「セキュリティ」「利便性」「管理コスト」で比較した違いは以下の通りです。
コールドウォレット | ホットウォレット | |
---|---|---|
セキュリティ | 強い | 良い |
利便性 | 悪い | 悪い |
管理コスト | 高い | 安い |
マルチシグ
マルチシグ(マルチシグネチャー)とは、仮想通貨の出金の際に複数人の署名を必要とする暗号化技術のことです。
そのため、管理者一名の権限で保管してある資金を出金することはできないため、内部の人間一名による犯行を抑止することができます。また、暗号鍵が紛失してしまった際に、他の管理者による出金が可能なため資産を失う心配もありません。
SSL暗号化
SSL暗号化通信は、インターネット上で行き交う個人情報や決済情報などを暗号化する仕組みのことです。SSL暗号化通信を取り入れることで、悪意のある第三者からの盗聴・改ざん・なりすましといった行為から情報を守ることができます。
個人情報をはじめID・PASS、口座情報といった決済情報は、大切な資金を守るためにも慎重に取り扱う必要がありますので、取引所がSSLに対応しているかどうかは毎回チェックするようにしましょう。
2段階認証
2段階認証とは、メールアドレスやパスワードでの通常ログインの後に、ランダムに生成された数字による認証コードを行うことを指します。
2段階認証の方法は、主に「SMS認証」「メール認証」「アプリ認証」などがあり、「指紋認証」や「顔認証」といった生体認証も出てきています。
2段階認証を利用するとログイン手続きを2度も行わなくてならないため面倒に感じるかもしれませんが、不正アクセスのリスクを抑えることができますので、まだ設定していない方は必ず設定するようにしましょう。
資産の分別管理
bitbank Tradeに預け入れた日本円は、bitbank Tradeが運用する口座から分離した銀行口座で保管・管理されています。
また、仮想通貨においてはオフライン環境にあるコールドウォレットに分別して管理されているため、仮想通貨の流出リスクは非常に低いと言えます。
bitbank Tradeでのビットコイン購入方法のまとめ
bitbank Tradeの購入方法や入金・出金(送金)、メリット・デメリットは参考にしていただけましたでしょうか?
bitbank Tradeは「レバレッジ最大20倍」「追証なし」「ロスカット20%」など、他の取引所にはない魅力的なサービスを提供しており、bitbank.cc同様にセキュリティにおいても安心できる取引所です。
国内の取引所で仮想通貨FXに挑戦してみたいという方は、少額からbitbank Tradeを利用してみてはいかがでしょうか。