・2019年の相場予想はどうなる?
・著名人の2019年の相場予想はどう?
・相場予想の方法ってどうやるの?
もしかするとこの記事を見つけたあなたは、2019年今後のビットコインの相場について気になっているのではないでしょうか?
確かに、2018年の年末にかけ相場が下落し、下火となってしまったビットコインの2019年の相場の動向についてトレーダーの方は気になっているでしょう。
この記事では、ビットコインの相場チャートの分析から2019年の相場上昇が期待できる3つの予想。仮想通貨に精通する著名人の今後の相場予想や、相場予想の方法までわかりやすく説明しています。
この記事最後まで読めば、2019年今後のビットコインの相場に関して情報収拾や投資の判断材料にすることができるでしょう。
目次
1. ビットコイン(BTC)の相場チャート(2019年5月現在)
2019年5月現在、ビットコインのチャートは90万円台近くまで値段があがってきました。
ビットコインの相場に関しては、2018年11月に30万円台まで価格が急落。2019年2月中旬からは徐々に40万円台に上がり相場が落ち着きましたが、4月に入ると急に50万円台に高騰し、5月現在では80万円台まで価格が上昇してきています。
今後、取引されるビットコインは「買い」の比率が高く値上がりも期待できます。
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2. ビットコイン(BTC)の相場について今後5つの予想
ビットコインの今後の相場に関して、価格が上がる要因も以下5つ予測できます。
- ビットコインETFの申請が影響
- 機関投資家の参入
- 大手企業での仮想通貨サービスの開始
- 仮想通貨のパイオニアとしての優位性
- ビットコインの半減期による希少性
上記5つの相場変動の要因について、以下で詳しく説明します。
2-1. ビットコインETFの申請が影響
2019年のビットコインの相場は、比較的値動きが見られる予想があり、1〜3万円ほどの変動がショートスパン発生する可能性もあります。これには現在活発となっている株式市況や為替の影響を受けやすいからです。
また、ビットコインの相場上昇の期待に関しては、「ビットコインETF」の側面がありました。
ビットコインETF(Exchange Traded Fund)とは、
ビットコインの上場投資信託のことを指し、証券取引所へのビットコインの上場を目指しています。
2019年2月にこのビットコインETFについての認可が発表される予定ではありましたが、現在でも発表は延期されている他、一部のETF申請は却下されていることも、ファンダメンタル分析の側面からビットコインの相場に影響しているでしょう。
2019年3月現在でも、SEC(Securities and Exchange Commission)と呼ばれるアメリカの証券取引委員からは、ETFに関しての審査も続いており、今後も相場の変動が予想されるでしょう。
2-2. 機関投資家の参入
ビットコインの相場上昇の期待に関しては、現在、機関投資家でビットコインを扱うサービスが開始されたことも影響するでしょう。
2019年1月には、ニューヨーク証券取引所の親会社ICE(Intercontinental Exchange)が大手ブロックチェーン企業として知られるBlockstreamと提携し、「Cryptocurrency Data Feed」という仮想通貨市場のデータサービスを開始することを発表しました。
また、2019年3月に入ると、投資信託の販売や運用を行う世界最大規模の投資信託運用会社「フィデリティ社」が、機関投資向けサービスを開始すると発表したことなど、機関投資家による仮想通貨市場の参入が見られます。
機関投資家によるビットコインの参入が進むと、仮想通貨に関するサービスも広がり、仮想通貨市場の拡大やイメージの向上にも繋がり、ビットコインの相場が上がる要因となる可能性ともなるでしょう。
2-3. 大手企業での仮想通貨サービスの開始
そして、ビットコインの相場に良い変動をもたらす可能性があるのが、大手企業での仮想通貨サービスの開始です。
2018年7月には大手SNSサービスのLINEが仮想通貨取引「BITBOX」を開始。また、同年8月にはコヒーチェーン大手のスターバックスが仮想通貨で商品が買える、仮想通貨決済プラットフォーム「Bakkt」を導入しています。
さらに、2019年3月には楽天が買収した仮想通貨取引所「みんなのビットコイン」が4月から「楽天ウォレット株式会社」に変更しサービスを開始します。
その他にも、三菱UFJ銀行やSBIバーチャルカレンシーなど銀行や証券会社も仮想通貨の実用に踏み切っています。
このように、実際使われるサービスで仮想通貨が導入されると、需要の観点から知名度・普及率にも期待できます。
これからもさらなる大手企業の仮想通貨事業が拡大していけば、ビットコインの相場も上がる見込みがあるでしょう。
2-4. 仮想通貨のパイオニアとしての優位性
一番大きいのがビットコインは仮想通貨のパイオニア的存在だということだと思います。
仮想通貨を知らない人がまず初めに知るのはビットコインだと思いますし、ほかの通貨は知らないけれどビットコインだけは知っているという人も多くいると思います。
そのため仮想通貨界にいい情報が流れた場合などにまず価格に影響するのがビットコインだと思います。
たとえスペックでほかの通貨に劣っていたとしてもこの先行者としての優位性はかなりのものであると考えられます。
2-5. ビットコインの半減期による希少性
ビットコインには半減期と呼ばれる、マイニング報酬が半減する時がきます。
この半減期は2020年あたりにくるのではないかと言われていますが、半減期によりビットコインの希少性が上がるのではないかと考えられています。
この半減期が存在する理由は、ビットコインの発行上限枚数が2100万枚と決まっていることにあります。
最大でも2100万枚しか発行できないわけですから、あまりにもマイニングされすぎるとすぐに上限を迎えてしまいます。
そうならないためにマイニング報酬を減らすことで、マイナーを減らそうとしています。当然希少性が上がるということは価格に影響してくるのではないかと予想されています。
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2019年ビットコイン今後の予定
ビットコインの今後の予定からその将来性を探ってみます。
2019年のビットコインに予定されているものは以下になります。
・Bakktのビットコイン先物取引開始
・VanEckのビットコインETF審査の最終期限
・米ナスダックのビットコイン先物提供開始
・ErisX社のCFTCへの申請認可予定
ビットコインの今後の予定としては、先物やETF関連のものが多い印象です。
2019年は去年否決され続けていたETFが承認されるのかということが、大きな注目点になると考えられます。
ETFが上半期に承認されるかどうかで、下半期のビットコインの動向はかなり大きく変わってくると思うので、注目したい出来事の一つです。
2019年ビットコインが抱える問題点
ビットコインはまだまだ発展途上の通貨であり、問題点もたくさんあります。問題点がいかに克服できるかどうかは今後の価格にも大きく関係がしてきます。
送金速度が遅い
ビットコインは通貨として一番重要である送金の速度が遅いというデメリットがあります。
仮想通貨のシステムとして、送金してからマイニングされなければ送金が完了しないため、送金量が多くなりすぎると処理が間に合わなくなります。
つまり利用者が増えれば増えるほど送金が遅くなってしまうという問題があるということになります。これをスケーラビリティの問題と言います。
中央管理者がいない限りこの問題を解決するのは難しいですが、解決されなければ実需としての利用は難しいと思います。
税負担が重い
ビットコインは日本では雑所得に分類されるため、累進課税で最大税率が55%になります。
FXなどは先物取引に関わる雑所得に分類されるために一律20%の税率なので大きな違いがあります。
ここまで税率が高い国は日本以外ではあまりないため、早急な見直しがない限りこれ以上日本での仮想通貨への資金の流入は考えにくいです。
仮想通貨の投機を盛り上げるためにも税制度の見直しは欠かせない事項であると思います。
ハッキングの問題
ビットコインをはじめとする仮想通貨の一番の問題とも言えるのがハッキングの問題だと思います。
仮想通貨には中央管理者がいないため、ハッキングなどの問題が起きた時に保証が一切されません。
また仮想通貨取引所にもきちんとした法整備がなされていないため、ずさんな運営がされていることが多くあり、これまでに何度もハッキングにより大金が流失しています。
これから仮想通貨が世間に浸透し、ユーザーを増やしていくためにも安心して利用できるような体制づくりは絶対条件だと思います。
2018年のビットコイン振り返り
2018年は価格だけを見たらビットコインにとっては厳しい1年だったと思います。取引所や仮想通貨界に関しても変化の多かった激動の年だったと思います。
価格や取引所関連に関して個別に振り返っていきたいと思います。
価格について
2017年12月に最高値をつけたビットコインは2018年は基本的に下落基調で、価格を下げていきました。
特に60万円までの暴落のスピードがかなり早く、ほんの数カ月で60万円台まで下落しました。
その後は60万円をサポートラインにヨコヨコの動きを続ける展開になっていましたが、年末に60万円を割り込みました。
しかし2019年の4月になり突如高騰し、その値動きは注目されています。
主な出来事
・ビットフライヤーがSFDを導入
・コインチェックハッキング事件
・中国や韓国がビットコインの規制を強化
・テザー(USDT)の市場操作疑惑
・G20で仮想通貨へ規制強化
・マネックスがコインチェック買収
・大手仮想通貨取引所に金融庁からの業務改善命令
・ビットフライヤー新規受付停止
・ビットコインETF否認
・中国が124の海外取引所へのアクセスをブロックし、規制強化
・ビットコインドミナンスが50%を超え2017年12月以来の高値
・zaifハッキング事件
・スイスで世界初の仮想通貨ETP取引開始へ
・ジェミニドルとUSDCが日本の仮想通貨取引所Liquidに上場
・VanEck版仮想通貨ビットコインETFの最終延期
こう並べて見ても、規制やハッキングなど仮想通貨の市場にとってマイナスである出来事が多かった一年であることがわかります。
3. 2019年ビットコイン(BTC)に関する著名人の相場予想
2018年にビットコインの価格が下がり、仮想通貨が下火になったとも言われています。
しかし、仮想通貨の技術力や実用背などを評価する人も多く、今後のビットコイン相場は明るいという意見もあります。
以下では2019年のビットコイン相場予想について、仮想通貨に精通する5名の著名人の相場予想について紹介します。
OKExの最高執行責任者「アンディー・チャン氏」(約220万円)
Look at the percentage increase over the years. Above $20,000 seems already a conservative guess for 2019. But personally, I am more optimistic at the development of ETH next year. pic.twitter.com/9C5801yzHM
— Andy Cheung OKEx (@AndyC0125) 2018年12月12日
香港の仮想通貨取引所「OKEx」の最高執行責任者であるアンディー・チャン氏は、2019年のビットコインの相場予想について「少なくとも約220万円は上回るだろう」との見解を述べています。
スタンドポイント・リサーチCEO「ロニー・モアス氏」(約310万円)
Sad to watch the top 1% scare the crap out of you | separating you from your $BTC #bitcoin & keeping the gap between rich & poor | Reiterating $28,000 target for end-2019 | Do Not take a bet you can’t afford to lose | I surround myself w/ #brightest minds & they all agree w/ me
— Ronnie Moas (@RonnieMoas) 2018年9月9日
米国の金融調査会社スタンドポイント・リサーチの最高経営責任者であるロニーアモス氏は、2019年末までに約320万円相当までビットコインの相場が上がるとの予想を立てています。
調査会社ファンドストラットのストラテジスト「サム・ドクター氏」(約400万円)
We believe breakeven mining costs provide a support level for $BTC, as #miners – main natural #Crypto sellers – reduce selling at low $BTCUSD price. Based on expected computing hashpower and breakeven cost growth, that could imply #Bitcoin price of $36,000 by 2019 year end. pic.twitter.com/CVwIWNz8Lr
— Sam Doctor (@fundstratQuant) 2018年5月10日
米国の調査会社の投資戦略家であるサム・ドクター氏は、2019年末までにビットコインの相場は約400万円にまで上がるとの予想を立てています。
調査会社ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズ「トーマス・リー氏」(約1000万円)
CRYPTO: we see 9 incremental improvements in the landscape that ultimately support higher prices.
See below… pic.twitter.com/7DSrfVjkoi
— Thomas Lee (@fundstrat) 2019年2月8日
米国調査会社ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズ共同創業者であるトーマス・リー氏は2020年までにですが、ビットコインの相場を約1000万円と予想しています。
ウイルス対策ソフトMcAfee創業者「ジョン・マカフィー氏」(約1億円)
People are waking up to the fact that Bitcoin will be $1,000 000. But when? “Someday”. “Maybe 5 years”. “WIthin a decade”. I’m the only one giving you a hard date: Dec 31st, 2020.https://t.co/rst3BcypFz“will-be-1-million-someday-says-jesse-lund-vp-of-blokchain-at-ibm.html
— John McAfee (@officialmcafee) 2019年2月22日
ウイルス対策ソフトMcAfee創業者であるジョンマカフィー氏は、なんと2020年のビットコインの相場を約1億円と予想しています。
4. ビットコイン(BTC)の相場予想方法2選
仮想通貨の価格の変動を予想する手段としては、
- ファンダメンタル分析
- テクニカル分析
という上記2つの手法があります。
ファンダメンタル分析とは
ファンダメンタル分析とは、仮想通貨の新技術導入や法制化など社会的事象から価格の変動を計る方法です。
テクニカル分析とは
テクニカル分析とは、ビットコインのチャート上で様々な数値やツールを使い価格の変動を計る方法です。
ビットコインの価格予想は、上記2つの手法によって相場予想を行います。
特に、社会的事象を参考にするファンダメンタル分析は、日頃のニュースや国際関係、経済問題など情報を仕入れることから始めることができるので、是非目を向けてほしい相場予想方法と言えます。
まとめ|ビットコインの過度な相場上昇の期待には注意!
2019年5月に入りビットコインの相場は回復し、2019年5月13日現在では85万円まで上昇してきました
2019年今後のビットコインの相場上昇の期待ができる事象が以下の3点あります。
- ビットコインETFの申請が影響
- 機関投資家の参入
- 大手企業での仮想通貨サービスの開始
また、今後のビットコインの相場に関して、仮想通貨に精通した著名人の予想は比較的ポジティブな意見が多く、2019年末までに約220万円〜400万円。
仮想通貨の情報収集・分析プログラムである「ウェブボット」も2019年内にビットコインの価格が約220万円に上昇するとの予想を立てています。
さらに、2020年までには約1億にまで相場上昇が期待できるとの見解を述べているほど、専門家・技術者からは仮想通貨の将来性に期待している人も多いと言えるでしょう。
仮想通貨の相場予想に関しては主に以下2つの方法、
- ファンダメンタル分析
- テクニカル分析
特にファンダメンタル分析の観点から相場予想を行なっています。
しかし、今後のビットコインの相場に関してはあくまでも”予想”の範囲での見解なので、仮想通貨の相場上昇に過度な期待を寄せるのは危険です。
そのため、ネットの情報や著名人の意見に左右されるのではなく、自分なりの根拠を持って投資することが大切です。
この記事を読んだあなたが、2019年のビットコイン相場に関して様々な意見を取り入れ、より安全で納得できる方法で仮想通貨投資を行うことができれば幸いです。