「管理が楽なウォレットがいいなぁ。」
「いろんな仮想通貨管理するのが大変だ…。」
このように感じている方がいらっしゃるのではないでしょうか?
仮想通貨を管理するためのウォレットがアプリは、国内外問わず様々な種類がありますよね。しかし、それらの特徴を全部見るのはとても大変です。どれを使えばいいのか悩みますよね。
今回はHB Wallet(HBウォレット)というウォレットを紹介します。
HBウォレットは、Ethereumに特化したウォレットです。Ethereumはもちろん、Ethereumベースのトークンを一括管理できます。
この記事を読むことで、あなたにはHBウォレットが合っているかどうか判断できるようになります。ぜひご一読ください。
目次
HBウォレットとは?
HBウォレットは、Ethreumに特化したウォレットです。具体的には、EthereumとEthereumトークンであるERC20・ERC223の管理が可能です。
Ethereumに特化することで、扱いが非常にシンプルになっています。また、Ethereum関連の仮想通貨を管理する上で、欲しい機能が揃っているのが大きな特徴です。
では、具体的にどのような機能があるか、それぞれ見ていきましょう。
機能とそのメリット
それではHBウォレットの気になる機能を見ていきましょう。主に以下のような機能があります。
・複数の端末で、一つのウォレットを管理できる
・自分の気になるトークンのエアドロップに参加できる(スマートコントラクトフィー必要)
・チャット機能を搭載(2018年秋から)
・2018年秋、分散型取引所(HBdex)搭載
Ethereum・ERC20・ERC223の仮想通貨が取り扱い可能
冒頭でも記載した通り、HBウォレットはEthreumに特化したウォレットアプリです。
具体的には、EthereumとERC20・ERC223ベースのトークンが取り扱い可能です。
主なトークン例として、OmiseGO・Boost・NANJCOINなどがあります。もちろん、これらのトークン以外でもERC20とERC223ベースのトークンなら、ほとんど取り扱いが可能です。
これらの仮想通貨・トークンを簡単に登録・管理することが可能です。どの仮想通貨・トークンをどれくらい所持しているのか、一目で確認することができます。
秘密鍵を端末内で管理
やはり一番気になるのは、秘密鍵(プライベートキー)の管理ですよね。
HBウォレットは、秘密鍵をユーザー自身の端末で管理します。したがって、完全オフラインでの管理になるので、運営会社がハッキングにあったとしても資産流出の心配はありません。
さらに、たとえ端末の紛失してしまっても、端末の生体認証機能や4桁のPINコードで保護することが可能です。
秘密鍵の管理における懸念点を、一気に解決してくれていることは大きなメリットですね。
複数の端末で、一つのウォレットを管理できる
HBウォレットは、iOS・Android・Desktopでアプリが提供されており、それぞれの端末で一つのウォレットの管理が可能です。
したがって、いつどんな時でもウォレットの管理が可能ということになります。
端末間での共有は、まずモバイルアプリをダウンロードする必要があります。ウォレットの作成と同時に生成されるパスコードを、違う端末のHBウォレットに入力するだけで共有されます。
自分の気になるトークンのAirDropに参加できる!
これがHBWalletの最大のメリットですね。
HB Wallet内の「Grab Token」という欄に現在AirDropが行われているトークンの一覧が表示されます。ユーザーはそこからトークンを選択することでAirDropを直接ウォレット内で受け取ることができます。
また、新しく開始されたAirDropは通知機能ですぐに気づくことができます。
お気に入りのトークンをウォレットに登録することで、そのトークンのAirDrop通知を受け取ることができます。これにより、応援したいトークンのAirDropを見逃さすことなく、手に入れることが可能になります。
今までのAirDropは、告知に気付きにくかったり、どこから申し込めばいいかわからなかったり、申し込もうとしても参加できる条件をみたしていなかったりと、何かと不便な部分がありました。
しかし、HBWalletは独自にAirDropができる機能を搭載したことで、HBWalletをもつユーザーなら誰でもAirDropに参加することが可能になりました。
これはトークンオーナーにとってもユーザーにとっても嬉しい機能ですね!
ただし、AirDropに参加する際はスマートコントラクトの実行費分のトンランザクションフィー(※)をユーザーが負担します。しかし、応援したいトークンへの寄付という意味で考えると、AirDropの本来のあり方とも言えますね。
(※)HB WalletのAirDropはスマートコイントラクトで動作しているので、エンジン(ETH)が必要というイメージです。
チャット機能を搭載!(2018年秋)
2018年9月から新たにチャット機能が搭載されます。
具体的には、個人間チャットと掲示板機能が追加されます。
個人間チャットは、会話はもちろんEthereum・トークンの送金が可能です。HBウォレットを持っている人同士なら、より手軽なやり取りが可能になりますね。
さらに掲示板では、投げ銭機能も追加されます。
このチャット機能が追加されることで、Ethereum関連の仮想通貨の管理とその利用が一括で行えるようになります。
仮想通貨が誕生したことで「トークンエコノミー」という概念が生まれたことから、これはとても大きな意味のある機能ではないでしょうか。
ウォレットから「トークンエコノミー」が発展していきそうですね!
Dex(分散型取引所)を開設!(2018年秋)
チャット機能に加えて、なんとDex(分散型取引所)の開設も予定されています。
Dexとは、ブロックチェーン技術による管理・運営を行う仮想通貨取引所です。本来、取引手数料を運営組織に支払う必要がなくなり、通貨取引における本来の役割が機能します。もちろん、ブロックチェーンで運用・管理するので、取引所へのハッキングによる仮想通貨流出もなくなります。
これにより、購入から管理、送金までHBWallet内で完結することが可能になります!今まで仮想通貨の運用・管理するには、様々なサービスを利用する必要はあり、複雑だったのがHBWallet一つで完結するのは、今までにないメリットですね!
HBウォレットとMyEtherWalletの違いは?
ここで感じるのが、「EthereumのウォレットならMyEtherWalletで良くない?」という疑問です。
そこで、機能面でHBWalletとMyEtherWalletを比べて見ましょう。
MyEtherWallet | HBWallet | |
取り扱い通貨 | Ethereum・ERC20・EtheremClassic | Ethereum・ERC20・ERC223 |
管理端末 | デスクトップ | スマートフォン(iOS・Android)、デスクトップ |
秘密鍵の管理方法 | 紙媒体・Keystoreファイル | 端末内(生体認証・4桁のPINコードも有) |
基本的な機能 | 通貨の保管・送金 | 通貨の保管・送金、AirDropの参加 |
チャット機能 | なし | あり(2018年秋) |
通貨の購入 | 不可能 | 可能(2018年秋) |
このように見比べると、HB Walletの利便性や機能の豊富さがかなり目立ちます。
しかし、MyEtherWalletはEthereumウォレットで一番メジャーであり、信頼できるウォレットです。シンプルに使いたい場合は、MyEtherWalletで十分ということもありますね。
一方で、よりEthereumやERC20・ERC223をもっと活用できるようにしたいという方は、HBWalletにすると良いでしょう。
デメリット
言われるまでもなく、HBウォレットのデメリットは、Ethereum・ERC20・ERC223以外の仮想通貨は取り扱いができません。
したがって、これら以外の仮想通貨を扱いたい場合は、他のウォレットが必要になります。
しかしHBウォレットは、あえてEthereum関連の仮想通貨のみに特化することで、そのメリットの最大化を図っています。
Ethereum関連の仮想通貨のみに特化することで、管理がシンプルになること、気になるトークンを新たに手に入れやすくなったことが、最大のメリットではないでしょうか。
なぜEthereumのみに特化しているのか?
では、なぜEthereumのみに特化しているのでしょうか?
筆者の個人的な推測ですが、将来的にEthereumが仮想通貨のスタンダードになると考えているのではないでしょうか。
Ethereumは「スマートコントラクト」という機能によって、Ethreumを利用したアプリの開発(Dapps)が可能になりました。これにより、仮想通貨の利用の幅が大きく広がりました。
当然ながら、他の仮想通貨でもスマートコントラクトを搭載したものはあります。しかし、Ethereumは利用者と携わる開発者の数が圧倒的に多いです。
つまり、現状の課題解決やより便利なアプリが開発される可能性が大きく、普及率も高いことが予想されます。
これらを踏まえて、あえてEthereumに特化したウォレットを開発したのではないでしょうか。
まとめ
HB WalletはEthereumやEthereumベースのトークンを管理する上で、必要な機能を完全に保管しつつあります。
特に注目すべきなのは、チャット機能とDexの搭載ですね。これは、Ethereumという暗号通貨から始まる「トークンエコノミー」実現において、重要な機能になると考えられます。
自分の価値観に合った経済圏で活動するには、コミュニケーションの利便性と他の経済系の移動のしやすさがポイントになります。もしかすると、HB WalletはEthereum経済圏のプラットフォームになる可能性があります。
そう考えると、EthereumはもちろんHBWalletからますます目が話せないですね!