「bitgate(ビットゲート)の特徴やメリット・デメリットが知りたい」
「bitgate(ビットゲート)の手数料は安いの?」
このような疑問や悩みを抱えていませんか?
仮想通貨取引所bitgate(ビットゲート)は、販売所形式であり取り扱い通貨はビットコイン(BTC)のみという非常にシンプルな取引所です。
しかし、2019年6月には金融商品取引法違反の疑いでbitgate取引所の親会社の実質経営者4人が逮捕されるなど、不信感を抱かせる事件が発生しています。
そこで、本記事では仮想通貨取引所bitgateがどのような取引所なのか?メリット・デメリット、特徴などを解説していきます。
bitgateの基本情報と特徴
運営会社 | Bitgate株式会社 |
---|---|
代表者 | 矢部茜 |
設立日 | 2010年3月31日 |
拠点 | 神奈川県横浜市中区常盤町2-11 KY常盤町ビル4F |
資本金 | 250000000円(2019年2月18日現在) |
事業所種別 | 販売所 |
日本語対応 | 対応 |
取り扱い通貨数 | BTC |
アプリ | なし |
セキュリティ | マルチシグ、コールドウォレット、二段階認証、資産の分割管理 |
サポート | サポート受付時間:平日午前9時〜午後6時 |
HP・SNS | 公式HP |
東郷証券は2018年3月に仮想通貨交換事業者「Bitgate」を買収し、仮想通貨事業を参入してきた会社です。
そして、Bitgate株式会社は2019年5月29日に代表取締役の交代を発表し、新たな代表取締役社長を「矢部茜氏」にすると発表しています。
bitgateの主な特徴としては「取り扱い通貨がBTCのみ」「アプリがない」「販売所形式」「親会社が金融商品取引に違反して逮捕された」という点ではないでしょうか。
また、仮想通貨取引所が積極的に行なっているキャンペーンも2019年8月3日時点では、bitgateは行なっていません。
bitgateの取り扱い通貨
現物取引 | レバレッジ取引 | |
---|---|---|
ビットコイン(BTC) | ◯ | – |
仮想通貨取引所bitgate(ビットゲート)で取り扱われている通貨は、ビットコイン(BTC)のみで、現物取引とレバレッジ取引を行うことができます。
また、販売所形式を採用しており、ユーザーは販売所とビットコインの売買を行うことになります。
「同じ取引所内で様々な通貨の交換を行いたい」「ビットコイン以外の通貨にも投資をしたい」という方は、他の国内取引所の口座開設を行うようにしましょう。
また、bitgateのように運営が不透明で不祥事が起きている事業所を利用する際には、多くの資産を預けるのではなく、複数の取引所に資産を分割しておくと破産やハッキングのリスクを避けることができますよ。
bitgateの手数料
入出金手数料
日本円(JPY) | 仮想通貨 | |
---|---|---|
入金・入庫 | クイック入金:432円 振込入金:銀行振込手数料 | 無料(マイナーへの手数料はご自身で負担) |
出金・出庫 | 出金:540円 | 出庫:0.0003BTC |
仮想通貨取引所bitgate(ビットゲート)のクイック入金はやや高めの432円、出金手数料の540円や出庫の0.0003BTCも割高と言える手数料です。
入金手数料 | 出金手数料 | |
---|---|---|
bitgate | 432円 | 540円 |
DeCurret | 無料 | 270円 |
GMOコイン | 無料 | 無料 |
BITPoint | 無料 | 無料 |
DMM Bitcoin | 無料 | 無料 |
coincheck | 振込入金:無料 クイック入金・コンビニ入金:756円~1000円 |
400円 |
実際に、他の国内取引所と仮想通貨取引所bitgate(ビットゲート)の入金・出金手数料を比較してみましょう。
他の国内取引所よりも出金手数料の負担が多いことがわかります。これに加えて、利用している金融機関に応じた手数料の支払いをしなければなりませんので、出金手数料だけで800円ほどかかってしまいます。
クイック入金については、coincheckは756円~1,000円でbitFlyerでは324円ですので、やや高めといえます。
取引手数料
日本円(JPY) | 仮想通貨 | |
---|---|---|
取引手数料 | 無料 | 現物取引:無料 レバレッジ取引:無料 スワップ手数料:有料(建玉金額×0.05%) |
bitgate(ビットゲート)の取引手数料について見てみましょう。
販売所である限り、手数料が「無料」であることは国内取引所では珍しくないため特に大きな魅力ではありません。
bitgateが採用している販売所では、ユーザーは販売所から通貨を購入するため買値と売値にスプレッドと言われる価格差が生じてしまいます。
スプレッドは実質の手数料で、多少ですが時期によって変動します。
bitgateを利用したい人はスプレッドが広すぎていないかどうか注意して、利用するようにしましょう。
bitgateのメリット
bitgate(ビットゲート)のメリットは以下の2点です。
- レバレッジ取引が可能
- 少額からスタートできる
順に解説します。
ビットコインを少額で購入できる
bitgate(ビットゲート)では、ビットコイン(BTC)を最低0.001BTCから購入することが可能です。
例えば、ビットコインの価格が1BTC=100万円であれば1000円から取引を始めることができます。
レバレッジ取引に対応
Bitgate(ビットゲート)取引所は、現物取引以外にもレバレッジ取引に対応しています。
レバレッジ取引とは、取引所に預けている資産が10万円であってもレバレッジ倍率を10倍に設定すれば100万円の資金で運用をすることができるトレード手法です。しかし、大きく倍率をかけた場合は、大きく利益を得られる可能性もありますが大きく資産を失ってしまう可能性もあるため取り扱いには十分に注意する必要があります。
bitgateのデメリット
bitgate(ビットゲート)のデメリットは以下の4点です。
- 取扱通貨がBTCのみ
- 利用時間に制限がある
- 販売所形式のためスプレッドが負担になる
- 親会社の経営者4名がFX取引の損失補填で逮捕される
順に解説します。
取扱通貨がBTCのみ
国内取引所で取り扱い通貨が1つしか用意されていないのはbitgateのみです。取り扱い通貨が少なければ仮想通貨同士の交換や他の取引所からの資金移動などができないため非常に不便です。
利用時間に制限がある
bitgate取引所は公式ページで「取引時間はほぼ24時間」と掲載していますが、以下のように利用時間に制限がありますので注意しておきましょう。
取引可能時間帯 | 月曜日〜金曜日:9:00〜21:00 |
---|---|
ログイン可能時間帯 | 月曜日〜金曜日:6:00〜翌日3:00 |
メンテナンス時間 | 火曜日〜金曜日:3:00〜6:00、土曜日 3:00〜月曜日6:00 |
取引ができなくなると保有しているポジションの解消や決済ができないため、利益を得るチャンスを逃したり、損失を抑えるための損切りができないなど、リスクを伴います。
販売所形式のためスプレッドが負担になる
bitgate取引所は販売所形式を採用していますので、スプレッドによる実質の手数料負担が発生します。
仮想通貨事業所には「取引所」と「販売所」が存在し、取引所はユーザーとユーザーが売買を行いますが販売所は販売所とユーザーが売買を行います。
そのため、どうしても取引所よりも販売所を利用した方が取引費用が大きくなってしまいます。
親会社の経営者4名がFX取引の損失補填で逮捕される
仮想通貨取引所bitgate(ビットゲート)の親会社である東郷証券の実質経営者4名は、金融商品取引法違反の疑いで逮捕されています。
朝日新聞の情報によれば、「顧客8人のFX取引の損失約6900万円を、取引を継続してもらうために補てんした疑い」が持たれているとのことです。
悪質性が高いとして特捜部から捜査を受けており、一連のニュースはbitgate取引所に対してもマイナスなイメージが広がったことは間違いありません。
bitgateのセキュリティ
仮想通貨取引所bitgate(ビットゲート)の主なセキュリティは以下の3点です。
- コールドウォレット
- マルチシグ
- お客様資産の分別管理
順に説明します。
コールドウォレット
コールドウォレットは、インターネットから遮断されたオフライン環境で管理・保管されるウォレットであるため、外部からのハッキングに遭う可能性がなく、資産を非常に高いセキュリティで守ることができます。
2018年で発生したコインチェック取引所やザイフ取引所が資産流出をしたのは、いずれもコールドウォレットではなくホットウォレットでした。
ホットウォレットとは、インターネットに接続された状態で管理・保管されるウォレットで、取引の利便性を高める代わりに、外部からのハッキング被害を受けやすくなっています。
マルチシグ
マルチシグとは仮想通貨を他の取引所に送付する際に、複数の秘密鍵を必要とするセキュリティシステムです。
複数人の承認がなければ通貨を移動させることはできませんので、内部の人間による横領や外部の第三者による通貨の移動を防ぐことができます。
お客様資産の分別管理
bitgate取引所に預けられている資産は、顧客資産と企業資産とで分けて管理されています。
そして、定期的に算定・照合し、徹底した資産管理を行なっています。
bitgateの登録方法
仮想通貨取引所bitgate(ビットゲート)の登録方法・手順は以下の通りです。
- メールアドレスの登録
- 基本情報の入力&本人確認書類の提出
- 口座開設完了取引開始
順に説明していきます。
メールアドレスの登録
まずは、口座開設ページを開いてください。
「個人のお客様」を選択肢、メールアドレスを入力し、「口座開設を申し込む」を選択します。
登録したメールアドレスの本文に記載されているリンクを選択し、ログインパスワードを設定すれば、ご登録情報の入力画面が表示されます。
基本情報の入力&本人確認書類の提出
契約締結前交付書面の内容を確認し、ご自身の基本情報を入力してください。
次に、免許証やパスポートなど、ご自身の本人確認書類のアップロードを行います。
また、その際には携帯電話のSMS認証が行われますので、現在日本で利用している携帯番号を登録しましょう。
本人確認書類のアップロードが完了すれば、あとは審査が通るのを待つのみです。
審査完了後には、登録した住所宛に取引時確認コードが記載された書類が送られてきますので、受け取りましょう。
3.口座開設完了取引開始
これで口座開設は完了です。
日本円を入金し、ビットコイン(BTC)を購入してみましょう!
まとめ
・bitgate(ビットゲート)には取引やサポート対応などの利用時間に制限がある。
・bitgate(ビットゲート)の親会社の経営者4人は金融取引に違反し2019年6月に逮捕されている。
仮想通貨取引所bitgate(ビットゲート)の手数料やメリット・デメリットなどについて解説しましたが参考にしていただけましたでしょうか?
bitgateは他の取引所と比較して魅力が少なく、利用制限のある取引所です。2019年8月3日現在では、利用メリットが高い取引所とは言えないでしょう。
しかし、代表取締役が「矢部茜氏」に交代したことで取引所のサービス内容も多きく変わる可能性もあります。
今後の展開に注目しておきましょう。