オーガーってどんな通貨なの?
もしかしてあなたは、仮想通貨オーガーについて、密かに期待していませんか。
今回は、オーガーがどのような通貨かを知った上で投資の判断をしていただくために、特徴と将来性を書きました。
この記事を最後まで読んで頂ければ、オーガーがどんな仮想通貨か知っていただけて、投資するべきかどうかのヒントにしていただけるでしょう。
目次
1.特徴
Augurとは、日本語で【占い師】という意味があります。また、通貨名であるREPは評判、世評を意味する【reputation】から取られています。
オーガーの通貨名はREPと記されるので、リップルと勘違いされることが多いです。しかし、リップルの通貨名はXRPですので、購入される際は気をしっかりと確認しましょう。
関連記事リップル(ripple/xrp)とは?特徴・将来性・価格予想まとめ
ではこれからもっと具体的にどのような通貨なのかを書いていきます。
オーガーの主な特徴は以下の2つです。
- 分散型未来予想
- 誰でも参加、作成可能な未来予想市場
順番に見ていきましょう。
1-1.分散型未来予想
オーガーは、分散型未来予想※1と呼ばれます。分散型未来予想は、現在の中央集権的な賭け事やギャンブルの問題点を改善する仕組みです。
現在の賭け事・ギャンブルは胴元、つまり仲介者が必ず儲かる仕組みであり、フェアな賭け事が行われません。仲介料を搾取したり、不正を働く可能性があるからです。
また、参加者からすると、フェアな賭け事ができているのかどうかを調べることすらできません。
オーガーはそういった賭け事の歪みを正し、参加者と胴元がフェアな賭けをするためのプロジェクトです。
日本では賭け事というと反社会的なものと考えてしまいがちですが、西欧ではギャンブルが合法である地域が多く、ブックメーカーという賭け事を専門とした企業も存在します。
※1簡単にいうと、仲介者や胴元を通さず、個人同士でギャンブルができるプラットフォームです。
1-1-1.ブックメーカーとは?
主に西欧にある、世の中で起きるほとんどの出来事を賭けの対象として主催する会社のことです。世の中で起きる出来事とはスポーツの勝敗はもちろん、大統領の当選者や1ヶ月後の天候までが賭け事の対象となります。
つまり、未来に起きる出来事を賭け事の対象とした”未来予想ギャンブル”と言えます。
1-1-2.オーガーは分散型ブックメーカー
オーガーは分散型ブックメーカーとも言えるでしょう。
さきほども述べたように、ブックメーカーの存在によって世の中のほとんどの出来事が賭け事の対象になります。しかし、ブックメーカーは仲介者が存在し、手数料が取られています。また、不正する可能性もあります。
オーガーのプラットフォームは分散型、つまり仲介者や胴元を通さずに個人が集まってギャンブルを行える場であるので仲介者が入り込む余地がありません。
そのため参加者は手数料が低く、不正の行われないフェアな賭け事を楽しむことができます。
1-2.誰でも参加、作成できる未来予想市場
オーガーの未来予想市場のプラットフォームは、以下の3点が主な特徴です。
- 誰でも未来予想ギャンブルに参加できる
- 誰でも未来予想ギャンブルを出題できる
- 未来予想における成否の確認は参加者が行う
例えば、今シーズンのプロ野球の優勝チームを予想するギャンブルに参加することもできますし、あなた自身が作成することもできます。
また、その成否を確認するのは参加者自身です。今シーズンのプロ野球の優勝チームがジャイアンツならその結果を報告することで報酬としてオーガーが支払われます。また、嘘の報告をすればオーガーが没収されます。
仲介者がおらず、参加者が嘘の報告をすると嘘をついた参加者にペナルティが与えられるので公平なギャンブルを行うことができるのです。
2.将来性
オーガーの特徴を見てきました。特徴だけ見ると、ギャンブル市場のみの活躍に思えて、市場があまり大きくないのでは?と疑問を抱くかもしれません。
また、ギャンブルの領域ではADA(エイダ/カルダノ)が存在しており、市場を取り合うのではないかいう声もあります。
関連記事ADA(エイダ/カルダノ)とは?特徴・将来性についての考察
しかしオーガーは未来予測プラットフォームを活かして保険・金融デリバティブ分野での活躍が期待できるのです。
補足:デリバティブとは?
デリバティブとは、将来に売買することをあらかじめ決めた取引※1のことです。
例えば、あなたが1年後に発売されるパソコンを現時点で10万円で買うと約束します。1年後にそのパソコンが12万円で発売されれば10万円で買うことができ、2万円得することができます。
一方、8万円で発売された場合もあなたは10万円で買う必要があり、その場合は2万円損することになります。
※1デリバティブは先物取引、オプション取引、スワップ取引が存在します。この記事ではオーガ(Augur)についての記事であるため、デリバティブの一例である先物取引のみを取りあげました。
2-1.保険業界で活躍
そもそも保険の仕組みはある意味ギャンブルと同じ原理です。ギャンブル業界は大きく儲ける側面を消費者に見せ、保険業界は安心させる側面を消費者に見せていると考えても良いでしょう※1。
ギャンブルと保険はどちらもお金を払った時点では元が取れるかどうかわかりません。しかし、ある条件を満たすと大きな金額が入ってくるという点で原理は同じです。
ギャンブル、例えば競馬であれば予想した馬が一等賞になった時にリターンがあります。
一方で保険は、病気や怪我、死亡した際に入ってくる金額が、毎月払っていた金額の送料より高ければ利益となります。
保険は人手や工数などが支払う金額に入るため、コストが大きくかかります。そこでオーガーのプラットフォームを活用することにより、コスト面を大きく削減することができるため保険業界で期待されているのです。
※1この記述は経済面にのみ注目した考えです。ご家族を守るための保険は必要になる場面が多くあります。
2-2.日本で承認されるかが鍵
日本では賭け事は禁止されています。競馬や競艇は政府が特別に認めている公営ギャンブルですので、オーガーは現時点で違法ということになります。
そのため、大きく鍵を握っているのは間違いなく日本で賭け事、もしくはオーガーが許可されることと言えます。
大阪がカジノを作るということを市民の賛否を受けながら自治体が進めていますので、賭け事に寛容になってくるという見方もできますが、確実にとは言い切れないのが現状です。
もし、ギャンブルや賭け事が合法化すればオーガーへの期待や需要が高まると思われます。
2-3.直近ではワールドカップが上げ材料?
オーガーの価格は、直近だと2018年6月に行われるワールドカップが大きく左右するのではという声があります。
その理由は、オーガーのブックメーカーとしてのプラットフォームがワールドカップの優勝国予想で沸くからというものです。
確かに、オーガーのプラットフォームの利用が増えることで、オーガコイン(REP)の需要が上がりますから、価格上昇が期待できるかもしれません。
ただ、実際にオーガーのプラットフォームは市場を動かすほどの規模があるのかというと疑問が残ります。そのため、必ず上がるとは言い切れないでしょう。
3.まとめ
オーガーの特徴と将来性をまとめると以下のようになります。
特徴
・分散型未来予想プラットフォーム
・誰でも参加、作成できるギャンブル
将来性
・保険業界での活躍が期待
・日本での承認が鍵
・直近だとワールドカップが上げ材料?
オーガーの国内での取り扱いはコインチェックでのみ販売していました。しかし、コインチェック事件によりコインチェックでの売買はできなくなってしまいました。
もともと国内で取り扱っても良い通貨であったというのは今後国内の取引所で扱われ始める可能性が高いと言えます、
しかし現状では海外の取引所でのみの取り扱いとなっています。
4.購入方法
オーガーは現在、国内の取引所で購入することはできません。そのため、国内取引所でビットコインを購入し、海外取引所に送金する必要があります。
- 国内取引所bitbankでビットコイン(BTC)を購入
- 海外取引所のバイナンスのアカウント登録
- バイナンスでビットコインアドレスを生成
- bitbank→バイナンスのアドレスへ送金
- バイナンスにてビットコインでオーガーを購入
ビットバンクなら、9月末まで取引手数料が無料ですので、おすすめです。