ライトコイン(LiteCoin/LTC)とビットコインとの関係性は?
仮想通貨ライトコイン(LiteCoin/LTC)はイーサリアムやリップル、ビットコインキャッシュに次いで、時価総額ランキング5位の仮想通貨です。
実は、ライトコインはビットコインをベースに開始された仮想通貨で、ビットコインよりも送金処理のスピードが速いことやライトニングネットワークの導入で注目されています。
そこで、本記事ではライトコイン(LiteCoin/LTC)への投資を検討されている方向けに、ライトコインの今後の可能性について紹介していきます。
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目次
ライトコイン(LiteCoin/LTC)とは?
ライトコイン(LiteCoin/LTC)は、2011年から開発が行われている老舗コインです。機能はほとんどビットコインと変わりません。しかし、機能性はビットコイン以上です。
ライトコインの基本情報
通貨名/通貨記号 | LiteCoin/LTC |
提唱者 | Charlie Lee |
発行日 | 2011年 |
発行上限 | 8400万枚 |
承認方式 | PoW |
ハッシュアルゴリズム | Scrypt |
公式サイト | https://litecoin.org |
ライトコインの特徴
ライトコイン発行上限枚数は8400万枚
ライトコインの発行上限枚数は8,400万枚でこれはビットコインの4倍(ビットコインの発行上限枚数は2,100枚)。
この枚数設定は、ビットコインと異なり、日常的な少額かつ高速決済に使われることを前提に設計されているためと言われており、上限まで発行されると、ライトコインの方が希少性が低いことが分かります。
コインが金ならライトコイン(LiteCoin/LTC)は銀
「ビットコインが金ならライトコインは銀」と言われています。それは、ライトコイン(LiteCoin/LTC)自体がかなりビットコインの性能に寄せて開発されたものだからです。ただ、ビットコインは基軸通貨としての役割があるのに対し、ライトコインは実用性が高いです。
ビットコインの手数料は高額です。送金手数料が2000円ほどかかります。しかしライトコイン(LiteCoin/LTC)はたった約30円です。さらにブロック生成速度はビットコインの4倍早いです。つまり、送金速度がビットコインの4倍速いです。
ビットコイン | ライトコイン(LiteCoin/LTC) | |
送金手数料 | 約2000円 | 約30円 |
送金速度 | 20分〜1時間 | 2〜3分 |
ライトコイン(LiteCoin/LTC)は、言うなればビットコインの”できる”弟分とも言えるでしょう。
ビットコインキャッシュのライバル?
ライトコイン(LiteCoin/LTC)には、ライバルとも言うべき通貨がいます。それは、ビットコインからハードフォーク※1で分裂した、ビットコインキャッシュです。ビットコインキャッシュもビットコインの性能に似ており、ライトコインと比べられることが多いです。
ビットコインキャッシュとライトコイン(LiteCoin/LTC)は送金速度と送金手数料で優劣が分かれます。
ビットコインキャッシュの送金手数料は1円未満です。それに対し、ライトコイン(LiteCoin/LTC)は30円ほど。しかし送金速度に関してはビットコインキャッシュは20分〜1時間。ライトコイン(LiteCoin/LTC)は2〜3分です。
ビットコインキャッシュ | ライトコイン(LiteCoin/LTC) | |
手数料 | 1円未満 | 約30円 |
送金速度 | 20分〜1時間 | 2〜3分 |
なんとなく、ビットコインという親分の元で競い合う弟分達と言う感じがしますね。
※1仮想通貨における、アップデートのようなもの
コミュニティの強さ
ライトコイン(LiteCoin/LTC)はコミュニティの強固さが強みです。
実は海外ではかなり人気の通貨です。世界最大手の仮想通貨取引所コインベースは取り扱い通貨が4つしかありません。その中の一つがライトコインです。そのため、海外の人にとってはかなり馴染み深く、海外にはライトコイン(LiteCoin/LTC)のコミュニティが多く存在します。
仮想通貨における、コミュニティの力は侮れません。
例えば、ネムコインは日本人に愛される通貨であり、コミュニティの存在が価格上昇に寄与していたでしょう。またビットコインもほとんど実用性がないのにも関わらず、現在の価格をつけていると考えると、ある種コミュニティ性の高い通貨と言えます。
それと同じようにライトコイン(LiteCoin/LTC)のコミュニティは強みと言えるでしょう。
Segwitの導入
世界中で取引ユーザーが増えていくと、送金が遅くなるなどの「スケーラビリティ」問題が発生します。
この問題は、取引を記録するブロックが一杯になり、ネットワークに取引が認証されるまでに時間がかかり過ぎてしまうことが原因です。
そこで「スケーラビリティ」問題を解消するために提案された方法が、取引データサイズを縮小させる「SegWit(セグウィット)」。
ライトコインは、SegWitを主要な仮想通貨で初めて導入に成功したことで知られています。
ライトコイン(LiteCoin/LTC)の現在価格
ライトコインは2018月12月の時点で2,644円付近をさまよっていましたが、次第に価格を回復させ、現在2019年5月26日時点で11,032.0円の価格をつけています。
5月に入ってからはライトコインだけではなくビットコインを中心に仮想通貨市場全体が価格を回復させています。そのため、ライトコインの価格はビットコインにつられて変動する可能性がありますので、ビットコインの値動きにも注目しておいた方がよいでしょう。
ライトコイン(LiteCoin/LTC)の今後
ライトコインは決済サービスの実用化に向けて着々と提携を進めています。2018年〜2019年であった提携やイベントについて見ていきましょう。
- ライトニングネットワークを加盟企業4,500社に導入
- ライトコイン対応のデビットカードが普及する可能性
- ライトコインでライブイベントチケットを購入できる未来
順に紹介していきます。
ライトニングネットワークを加盟企業4,500社に導入
ライトコインはビットコインに代わる決済手段になる通貨として注目されており、より速く・より安く・より安全な決済システムが実現できるように開発が進められています。
2019年2月にはCoinGate社が発表したライトニングネットワークの導入で話題になっています。
ブロックチェーン技術を利用した決済システム導入のサービスに取り組むCoinGate社は、仮想通貨ライトコインのライトニングネットワーク(LN)を利用した決済システムを、加盟企業4,500社を対象に、導入可能体制が整ったことを8日ツイッター上で伝えた。(出典:Coinpost)
CoinGate社はライトニングネットワークを使った決済システムの導入体制が整ったと2019年2月に発表しており、今後は加盟企業4,500社を対象にプロジェクトが進行されるとのことです。
また、Forbesによるとライトコインが価格上昇をさせている要因は、ライトコインの開発陣営や財団がコインの成長のために取り組んできた結果と発表しています。
さらに、Forbesの記事では、ライトコインは2019年末には時価総額ランキングで3位になり、リップルを追い越すと予測しています。
ライトコイン対応のデビットカードが普及する可能性
2018年4月には、ライトコインは「TenX(テンエックス)社」と提携を結び、TenXのウォレットがライトコイン(LTC)に対応するように開発が進められています。
このように、今後はクレジットカードやデビットカードで仮想通貨を利用できるカードが増えてくる傾向にあります。2019年5月現在では、ほとんどの仮想通貨対応のカードがプリペイド式かデビットカード式になっています。
ライトコインでライブイベントチケットを購入できる未来
2019年2月26日には、ライトコインはK-Popのイベント会社である「C&U Entertainment Global社」と提携を結んでいます。
この提携で、K-Popイベントのライブチケットはライトコインを使って購入することが可能になるとされており、横展開して大型の契約が進めばさらにライトコインの実用化が進むことが予想できます。
アトミックスワップの実装
アトミックスワップとは、信頼できる第三者を必要とせずにある仮想通貨を他の仮想通貨に交換できる技術です。
つまり取引所を介さずに取引相手と直接通貨を交換できるということ。
すでにテストでビットコインとライトコインの直接交換に成功しており、今後ライトコインに実装されれば実用性がかなり高まることでしょう。
ライトコイン(LiteCoin/LTC)の将来性
決済サービスへの進出
2018年はライトコイン(LiteCoin/LTC)にとって飛躍の年になるかもしれません。実は2018年ライトコインには3つの大きなイベントがあります。
・LitePay(ライトペイ)実装
・LitePal(ライトパル)サービス開始予定
・大手システム会社Aliant Payment Systemsのライトコイン決済採用
順番に見ていきましょう。
LitePay(ライトペイ)
2018年2月28日より、ライトコイン(LiteCoin/LTC)はライトペイという仮想通貨版デビットカードをサービス開始しました。
実は、カード払いは手数料が3%ほどかかっており、お店が負担していました。しかしこのライトペイを使えば決済手数料が1%です。これはお店側にとって嬉しいサービスで、小売業を中心に導入されることが見込まれています。
LitePal(ライトパル)
ライトパルは2018年の夏頃にサービスが開始されると言われています。ペイパルの仮想通貨バージョンだと考えていただければ良いでしょう。送金や支払いをモバイル端末で行うことを可能にします。
Aliant Payment Systemsがライトコイン決済を導入
クレジットカード処理プロバイダーのAliant Payment Systemsは、クライアント向けに提供している支払い業務にライトコインを導入する公表しています。これにより、ライトコイン(LiteCoin/LTC)による決済がより身近になると見られています。
半減期
ライトコイン(LiteCoin/LTC)は2019年に半減期を迎えます。半減期を迎える通貨の価格変動はその時の市場価値によりますが、理論上は供給が少なくなるため価格上昇します。半減期前後では話題になると考えられます。
チャーリー氏が保有ライトコイン全てを売却
ライトコイン(LiteCoin/LTC)の開発者、チャーリー氏は2017年12月、保有ライトコインを全て売却しました。その時の意図を示すツイートです。
Please read the whole post. Reddit thread is here: https://t.co/4xIZl7IC2V pic.twitter.com/VoIlA0Xjj3
— Charlie Lee [LTC] (@SatoshiLite) 2017年12月20日
要約すると、ツイッターでの発言で価格が変動することに対して葛藤を感じており、より健全な通貨になるために手放したということです。
この行動から言えることは、ライトコイン(LiteCoin/LTC)の開発チームは単純に投資対象としてではなく、実用的価値に重きを置いて開発していくことを示しているということです。
実際ライトコイン(LiteCoin/LTC)の開発チームは開発を積極的に行っており、上で挙げたライトペイやライトパルはその表れと言えます。
まとめ
ライトコイン(LiteCoin/LTC)の強さは安定感と言えます。これまでビットコインの2番手として信頼を築いてきました。歴史が深く、強いコミュニティもあり、長期投資やリスクヘッジとして買われることが多くなると見ています。
また2018年は決済サービスを展開してゆき、私たちの身近に使われる仮想通貨になるかもしれません。2019年には半減期を迎えるため、楽しみな通貨だと言えます。
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2位.bitbank(ビットバンク)
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国内で安く売買をしたいのであればまずビットバンク!
しかし、ビットバンクではライトコインを日本円建てで購入することができないため、ライトコインをビットバンクで購入するのであればビットコイン建てで購入する必要があります。
そのため、ビットコインを持っていない場合は一度日本円でビットコインを購入し、そのビットコインでライトコインを購入する必要があるので、少し手間かかってしまいますね。
ビットバンクはリップルの取引量が多いのが特徴で、ライトコイン以外にもビットコインやリップルを購入したいという方はビットバンクの利用がおススメです。
また、GMOコインとbitbankの両方の口座を開設し、資産を分散してハッキングのリスクに備えても良いでしょう。
3位 Huobi Japan
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