モネロ(MONERO)は今後どうなるの?
モネロ(MONERO)の特徴についても知りたい
このような疑問や悩みを抱えていませんか?
モネロ(MONERO)は匿名性に重視した仮想通貨で、「誰が誰に送金したか」の情報を自分以外の第三者は知ることはできません。
そのため、利便性があることもありますが、悪意のあるユーザーによる利用が懸念されています。
本記事では、これからモネロ(MONERO)への投資を検討されている方向けに、今後や将来性、特徴について解説していきます。
目次
仮想通貨モネロ(MONERO/XMR)とは
仮想通貨(MONERO/XMR)は匿名性に特化した技術を持ち合わせている通貨で、2019年5月時価総額ランキング13位に位置しています。(モネロの通貨単位は「XMR」が使われています。)
ビットコインであれば「Aさん(アドレス)がBさん(アドレス)に10BTC送金した」という取引内容を誰もが見ることができますが、モネロの匿名性を重視した仕様では取引内容を知ることができません。
つまり、自分の正体を知られたくない場合や何らかの理由で匿名性にしなければいけない際に利用される通貨と言えます。
それゆえに、犯罪に利用されることが懸念されており、2017年ほどの大きな価格上昇を起こすには、もう少し時間がかかりそうです。
次にモネロの今後や現在の価格を見ていきましょう。
モネロ(MONERO)の現在価格
仮想通貨モネロ(XMR)は2018年12月9日に約4,300円まで価格を下落させていますが、2019年5月28日時点では10,628円まで価格を上昇させています。
XMR先生が10000えんに返り咲いていらっしゃる( ³ω³ ).。O
— めらんこり (@noranekocats) 2019年5月27日
韓国ウォン経由での仮想通貨購入額が多いですね。
購入されている通貨を見ると、モネロとZキャッシュが目立ちます。(Waltonchainもですが)
前の2通貨の共通項は『匿名性』ですが、年末に向けての韓国の資金の流れはきになるところです。
※日本円はオレンジ色。#仮想通貨 pic.twitter.com/QoeRFarhQ7— ネス@仮想通貨 (@jenn324ings) 2019年5月27日
ネットの投稿によると、韓国のユーザーがモネロを購入しているとのこと。
国によって人気のあるコインが全く異なりますので、他の国についてリサーチすることも重要です。
実は、2018年4月30日には日本の規制当局から匿名性の高い仮想通貨「モネロ」と「ダッシュ」を取引を規制すると発表されています。
日本でもコインチェック取引所やザイフ取引所がハッキング被害に合うなど、セキュリティ面が弱く、規制や制度が整っていない状況のため、匿名性を利用した犯罪に対して厳しく規制をかけられても仕方のないことです。
今後は規制が緩和されたタイミング、あるいは、規制が整備されたタイミングでポジティブなニュースやイベントが発生する可能性もあるので、注目しておきましょう。
モネロ(MONERO)の特徴とは
モネロ(MONERO)の特徴は以下の3つです。
- モネロは匿名性の高い通貨
- モネロは決済速度が早い
- モネロはマイニングが簡単
順番に解説していきます。
モネロは匿名性の高い通貨
モネロ(MONERO)の一番大きな特徴は、モネロ(XMR)の送り手、受け手が一切特定されないということです。
通常、ビットコインなど他の通貨は、送金や受け取った際に自分の公開鍵というものが公開されます。公開鍵には個人情報などは一切記録されていないですが、その鍵をたどることでその鍵の持ち主の残高や何に使用したかなどの記録が残ります。
モネロ(MONERO)は「リング署名」と「ワンタイムタイムアドレス」という2つの技術を利用することにより送り手と受け手の匿名性を保持します。
リング署名
多数の人が同時に署名することにより、誰が本当に送金した人かわからなくする技術です。歴史の授業で習った”からかさ判状”のようなもの。
ワンタイムアドレス
送金の度に一度きりのアドレスを生成することにより、誰が送ったのかわからなくするもの。
モネロの匿名性が高いことによるメリット
匿名性が高いことによるメリットは、個人が特定されないことです。
ビットコインなどは決済に使用すると、アドレスがわかります。そのアドレスからそのアドレスを持つ人物の購買行動や、普段どのような生活をしているのか割り出すことができます。
あなた自身を特定することはできませんが、そのアドレスを持つ人がどのような人物かわかることにより、最近問題になっているデータを元にアプローチするフェイクニュースや悪意のある広告のターゲットになってしまいます。
モネロ(MONERO)はアドレスを匿名にすることにより、企業や悪意のある組織からのターゲティングを防ぐことができます。
モネロの匿名性が高いことによるデメリット
匿名性が高いことによるデメリットは、マネーロンダリングや資金洗浄に使われてしまうことです。
例えば、暴力団や犯罪者が犯罪などで得た収益の出どころを不明にすることで、特定されにくくなります。そうなると警察は犯人の特定が難しくなるため、匿名性の高い仮想通貨は犯罪を助長するのではという声があります。
一方で、そうした匿名性の高い仮想通貨がマネーロンダリングに使われるという可能性については、その仮想通貨自体が悪いのではなく、悪用する人が悪いという議論もあります。
モネロは決済速度が早い
モネロ(Monero)のブロックサイズには制限がありません。
そして、結果的に取引処理の時間が長くなってしまうのです。このことは「スケーラビリティ問題」とも言われており、ビットコインの課題としてよく話題になっています。
モネロ(Monero)はブロックに制限がないため取引量が急に増えたとしても、ブロックのサイズを増やし、スケーラビリティ問題を避けることができます。
そのため、モネロは約2分ほどで取引処理を完了させることができるため、取引処理に約10分ほどかかるビットコインの約5倍の速さになります。
モネロのマイニングが簡単
モネロ(Monero)の取引の承認方式は、ビットコインと同じPoW(Proof of Work )が採用されています。
PoWでは膨大な計算作業のマイニングを通して取引を検証し、マイニングを行うマイナーには報酬が与えられる承認方式です。
ビットコインのマイニングには大量の電力や設備を必要とするため、家庭で行うことは現実的ではないとされていますが、モネロのマイニングは家庭のパソコンからでも行うことができるとされています。
モネロ(MONERO)の将来性はどう?
モネロは国の規制がかかる
匿名性の高いモネロ(MONERO)の技術は、かなり期待がされています。昨今問題視されているfacebookの個人情報の問題などは、こうした個人の匿名性が守られる技術などで解決できるという見方もできます。
一方で、マネーロンダリングなど悪用の恐れもあります。
こうした両面性のある技術は政府の規制が入り易いのでモネロ(MONERO)など匿名性の高い仮想通貨自体の取引が禁止される可能性もありますし、良い面だけを活かすような規制がされる可能性もあります。
つまり、国や政府などの規制次第で価格変動が左右されると言えます。
モネロ(MONERO)の今後まとめ
特徴と将来性をまとめると以下の通りになります。
・匿名性の高い仮想通貨
・決済速度が早い
・マイニングが容易
・政府の規制が鍵
匿名性の高い仮想通貨は需要は大きいです。しかし、モネロ(MONERO)の他に、DASHやZCASHなども匿名性が高い通貨です。
つまり、規制がされなくてもライバルの通貨との住み分けや競争などが必須になってきますので、もしモネロ(XMR)への投資を考えているのであれば、政府の動きを合わせてライバルであるDASHやZCASHの動きを見る必要があるでしょう。
逆にいうと、その辺りをしっかりとリサーチすれば、先が読み易いとも言えます。
4.モネロ(XMR)を購入する方法とは?
モネロ(XMR)は日本で取り扱う取引所はありません。そのため、日本の取引所でビットコインを購入し、海外の取引所にビットコインを送金してモネロ(XMR)を購入する必要があります。
- 国内取引所bitbankでビットコイン(BTC)を購入
- 海外取引所のバイナンスのアカウント登録
- バイナンスでビットコインアドレスを生成
- bitbank→バイナンスのアドレスへ送金
- バイナンスにてビットコインでモネロ(XMR)を購入
ビットバンク取引手数料が安いのでおすすめです。