ステラコインって今後どうなるの?
ステラコインの特徴が知りたい
ステラコインに対してこのような疑問を抱いていませんか?
実は、ステラコイン(stellar/xlm)の開発はリップルの開発陣営で構成されているため非常に期待されています。また、近い将来は個人間送金で活用される予定がありステラコインが身近な存在になる可能性があります。
しかし、ステラコインの実用化が進むからといってステラコインの特徴や将来性について知らないままでは不安ですよね。
そこで、本記事ではステラコインがどんな仮想通貨なのか?やステラコインの今後、特徴について解説していきます。
目次
ステラコインとは
ステラは、マウントゴックス(Mt.Gox)社創設者であり、リップルの開発者でもある「ジェド・マケレーブ氏」によって創設されました。
そのため、ステラコイン(xlm)はリップルをベースに開発されており、従来の通貨の送金システムを改善する通貨として期待されています。
また、有名人が開発・経営に携わっていることも投資するユーザーにとって安心材料です。
2017〜2018年の間にリップルはイーサリアムを抜いて時価総額2位になるなどユーザーから非常に注目を浴びており、ステラコイン(xlm)もリップルと似た通貨の特性を持っていることから注目されていました。
この2つの通貨の似て非なるポイントは「リップルが企業や組織向けの送金システムなのに対して、ステラコインは個人向けのシステムである」ということです。
ステラコインの今後・現在価格
ステラコイン(xlm)は2019年2月に8円まで価格を落としていましたが、2019年5月27日の時点では14.5円まで価格を上昇させています。
ステラコインは2018年に主要な仮想通貨が下落をしている中で、ランキングを上昇させたコインでもあり、2019年5月27日時点の時価総額ランキングは9位となっています。
一時は6位まで上がっておりましたが、その後、順位を少し落としています。
今後のステラコインの価格動向を予測する上で注目すべきなのは、「開発計画」と「提携企業」の情報です。
ハードフォークや半減期などがあれば価格上昇も考えられましたが、ステラにはハードフォークの予定もなければ半減期が発生するシステムではないので、この2つについては注視する必要はないでしょう。
・2019年11月27日更新
2019年11月末時点では、ステラコインの価格は6円、時価総額ランキングは10位へと順位を落としています。
2019年の仮想通貨市場は全体的に低迷していましたので、ステラコインのみの価格が減少したという訳ではないため、引き続き仮想通貨市場全体にも目を通しながらステラコインの価格を見守る必要があります。
ステラコインの特徴
まずは、stellar(xlm)の基本的な情報です。
通貨名 | xlm |
時価総額 | 約8千億円(2018/05/06現在) |
時価総額ランキング | 8位(2018/05/06現在) |
全期間上昇率 | 約2000% |
発行上限 | 1000億xlm+1%/年 |
HP | https://www.stellar.org/ |
WhitePaper | The Stellar Consensus Protocol |
stellarの通貨名はxlmと言います。この記事では、通貨としてのstellarを示すときはステラコイン(xlm)と表します。
ここからは、以下の3点について見ていきます。
- 活躍する領域
- 通貨発行状況
- 価格暴騰への防止策
順番に見ていきましょう。
ステラコインは個人間送金に活躍
送金の分野で注目されている仮想通貨はrippleです。しかし、rippleは企業間の送金で活躍を目指している一方、stellarは個人間の送金で活躍が期待されています。
そのため、リップルは大手の金融機関と提携を進めていますが、stellarは送金会社など個人への普及にフォーカスした提携が多いです。
リップルの開発者がstellarを開発したためリップルと仕組みは似ていますが、採用しているシステムに違いがあります。
リップルは「xrp ledger」という取引承認システムを採用しているのに対し、stellarは「SCP」という取引承認システムを採用しています。
ステラコインの送金速度は2~5秒
stellarは送金速度が非常に速いです。例えばビットコインであれば約10分を送金に費やしますが、stellarの場合は2〜5秒で送金が完了します。
従来の国際送金システムでは数日から1週間ほど時間を費や指定しているため、ビットコインでさえも高速ですがステラのシステムを利用すればさらに高速送金処理することが可能になります。
ステラコインは1000億xlmを発行済
通貨としてのステラコイン(xlm)は、すでに全ての発行が終了しています。その枚数は「1000億xlm」です。すでに全ての通貨かリップルと同じですが、決定的に違う部分があります。
リップルは徐々に総発行量が徐々に減っていくのに対し、ステラコイン(xlm)は徐々に増えていきます。
xlmhは毎年1%ずつ発行される
リップルは1000億xrp全て発行し終わっており、送金ごとに手数料分が徐々に減少していく仕組みです。
一方で、ステラコイン(xlm)は年に1%ずつ総発行枚数が増加していきます。
これは、個人間送金を円滑にするためです。
毎年1%ずつ増やすことにより、1xlmの価格を高騰させないようにしているのです。
価格急騰の防止策
stellarは価格を急上昇させないためにアカウント作成の際にfacebookと連携させなければなりません。
理由は、中国人の参入の防止です。
昨年から今年にかけてのビットコインの暴騰は、中国人の投機が原因だと言われています。stellarは暴騰を防ぐために中国人のネットワークでは登録できないfacebookアカウントとの連携を義務にしました。
ステラコインの将来性
主に以下の3つの観点から将来性を見ていきます。
- 将来の実用性
- 提携情報
- 分散型取引所SDX
この3つを抑えていただければstellarの将来性を知っていただけると思います。
ステラコインの実用は期待大
stellarは特徴でも説明したようにあまり価格の上下が激しくならないような仕組みが施されているため、多くの人は投機対象として見ていません。
そのため、多くの人がステラコインを長期的に保有し長い目で見て価値の増加を見守っている傾向があります。
stellarは主に個人送金に関してのシェアを狙っているため各国の大手企業と提携を結んでいます。
次に提携企業について紹介します。
stellarは個人送金のシェアを狙っているため、個人送金に関する企業との提携を進めています。
大手コンサル会社Deloiteと提携
stellarは海外大手コンサルティング会社デロイトと提携を結んでいます。この提携により海外への送金を容易にしました。
デロイトと提携を結んでいたのは2016年の6月で、まだ仮想通貨市場が伸び切る前です。
つまり、デロイトからするとそういった市場の流れは関係なくstellarのような技術を求めていたということです。
そのため、単に仮想通貨やブロックチェーンなどが盛んであるという理由なしでも求められる技術力があると解釈することができます。
実際に、デロイトと提携を結んだことにより、海外への個人間送金が5秒で完了するようになったとstellarのホームページに書かれています。
IBMと提携
2017年には、世界最大級のIT企業のIBMと提携を結んでいます。stellarの技術とIBMのシステム構築を合わせることにより、2020年までに10億人以上の人々に金融システムを届けることを目標としています。
私たち日本人の感覚としては金融システムがあるのは当たり前ですが、アフリカなど一部の途上国は金融システムが整備されていません。
そうした人々にstellarのサービスが届くことにより、海外へ出稼ぎに行きながらも母国の家族に素早く送金できるという社会を作っていけるでしょう。
また、Cheddarは2019年3月に「IBMが6つの国際的にも有名な銀行と契約を交わしステラのブロックチェーンを基盤としたIBMブロックチェーン・ワールド・ワイヤーでステーブルコインを発行する」とのことを報じています。
この6つの銀行の中には「ブラジルの大手銀行バンコ・ブラデスコ」「フィリピンのリサール商業銀行(RCBC)」「韓国の釜山銀行」などが含まれており、72カ国と44の銀行、47種類の通貨で決済が実現することも公表しています。
このように金融機関にもステラコインの導入が進められています。
フランス送金会社TEMPOと提携
フランスに本社を置く送金会社のTEMPOがstellarのプラットフォームを採用し始めています。こうした送金市場は将来1500億ドル以上の規模が見込まれており期待が高まります。
ワイレックス(Wirex)と提携
仮想通貨決済会社であるワイレックス(Wirex)は、2019年4月24日に仮想通貨ステラ(XLM)と提携することをプレスリリースにて発表しています。
これにより、ユーザーはワイレックス専用の決済カードを使用し、VISAの提携店で仮想通貨XLMを利用して決済することができるようになります。
また、ワイレックスは米ドル(USD)、ユーロ(EUR)、英国ポンド(GBP)、香港ドル(HKD)、シンガポールドル(SGD)などの国際通貨にペッグされている26種のステーブルコインを発行するという計画も同時に発表しています。
ワイレックスによるとこれらの通貨は、お店や銀行ですぐに法定通貨や仮想通貨に変換できる初めてのステーブルコインになるとのことです。
分散型取引所SDX開設予定
stellarは分散型取引所「ステラx」を開発すると2018年7月に発表しており、9月28日にはベータ版を終了させてステラxのプラットフォームを正式に立ち上げています。
ステラxは仮想通貨ステラ(XLM)を基盤にしており手数料が「無料」ということで大変注目を集めているサービスです。
コインチェックがステラコインの取り扱いを開始
【🎉Stellar Lumensの取扱い開始について👏】
Coincheck では新たに「Stellar Lumens(#XLM )」の取扱いを開始いたします🚀⚡️#Coincheck #コインチェック #StellarLumenshttps://t.co/ETKsMZCMSG
— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) November 1, 2019
2019年11月12日にコインチェック取引所がステラコインの取り扱い開始することを発表しています。コインチェック取引所へステラコインが上場してからはXLMの価格が46%も上昇しており今後の展開に多くのユーザーが注目しています。
実はステラコインが国内取引所で取り扱われるようになるのはこれが初めてで、今まではステラコインを購入するには海外取引所を利用する必要がありました。
今回のXLMの追加は日本の取引所にとって大きな一歩です
以前コインチェックではMONAを追加しましたが、それは既に日本で取扱実績のあるもので、XLMは今回が日本で初めての取り扱いとなります!
これは国内全体で通貨上場のフローが整ったためであり、今後も様々な通貨が上場することになると思います!— 和田 晃一良 (@wadakooo) November 1, 2019
前代表であり現副社長の和田氏の投稿では、「業界発展のためにも取引できる通貨を増やす必要がある」と大変前向きなコメントをされていました。
コインチェックのように資本金・ユーザー数・取引量・実績が豊富な企業だからこそ、今後も新規で上場してくる通貨が出てくる可能性が高いです。さらに、上場と同時に通貨の価値は上昇する傾向にありますのでチャンスを逃さないように備えておきましょう。
ステラコインの今後についてのまとめ
・ステラコインは1000億xlmを発行しており毎年1%ずつ増加していく仕組みである。
・ステラコインは従来の国際送金の時間と費用の無駄を解決してくれるプロジェクトである。
・ステラコインにはDeloitteやIBNなどの大手企業との提携している。
ステラコインの特徴や今後について紹介しましたが参考にしていただけましたでしょうか?
ステラコインが注目されているのはリップルと同様に国際送金の課題を解決することを目的としているためで、コインチェックに上場したことでさらに今後の価格動向に注目が寄せられています。
ステラコインが少しでも気になった方は今のうちに購入しておきましょう。
ステラコインのおすすめの購入方法
ステラコイン(xlm)を購入する際におすすめの取引所は国内取引所では「コインチェック取引所」、海外取引所では「バイナンス取引所」です。
2019年11月時点では国内取引所でステラコインを取り扱っている取引所はコインチェックのみですので、国内取引所でステラコインを購入したい方はコインチェック一択になります。
コインチェックは国内取引所なので、アカウント作成と本人確認書類を提出した後に認証コードの入った封書を受け取れば口座開設が完了します。
海外取引所は取引所としてのサービスや実績が総合的に優れているバイナンス取引所がおすすめです。また、バイナンスは専用のアプリをリリースしていることやセキュリティ面、取引量からしても妥当な取引所です。
バイナンスの口座を開設する際は、アカウントを作成すれば口座開設が完了しますので、コインチェックよりも早く口座開設が可能です。