非中央集権型を目指す仮想通貨「Nexus(ネクサス)」について紹介しています。
・年間の価格推移が知りたい方
・今後の将来性やビジョンを見たい方
Nexusに興味を持っている方に読んでいただける情報を掲載しているので参考にしてみてください。
仮想通貨Nexus(ネクサス)とは
Nexus(ネクサス)とは、中央集権型システムからの脱却を目指すプラットフォーム「Nexus」上で使用される仮想通貨です。
中央集権型とは、会社や組織などでサービスおよびシステムを管理する仕組みを指しています。
反対に非中央集権型と呼ばれる、集団でサービスやシステムを管理する仕組みも存在します。
つまりNexusが目指す中央集権型システムからの脱却とは非中央集権型システムを目指していると同義です。
中央集権型は、意思決定を管理する責任者に一任されるため素早いレスポンスが特長である一方で、
資本や情報などが1点に集中するために不正利用といったハッキング行為の標的にされやすいのが難点。
一方で非中央集権型だと、特定の誰かではなく多人数による意思決定のためレスポンスは少し遅いものの、
資本や情報を管理する人間が多いのでハッキング行為のリスクが低減し、透明性の高い運用が可能です。
一般的な仮想通貨では中央集権型が採用されていますが、
Nexusではこの非中央集権型のように分散化された安全性の高い環境の構築を実現しているのが魅力。
仮想通貨Nexus(ネクサス)の特徴
それではネクサスにはどのようなメリットがあるのか?
具体的には下記のような特徴を有しています。
3次元ブロックチェーンによるマイニング対策
Nexusでは「THREE DIMENSIONAL CHAIN(3DC)」と呼ばれる3次元ブロックチェーンを採用しています。
3次元型のブロックチェーンは業界初の試みで従来のブロックチェーンと明確な差別化が図れています。
これを実装した背景にはマイニング問題にあります。
現状ASICと呼ばれる高額・高性能なコンピューターによってマイニングは生成されています。
しかし、ASICは誰でも持ち合わせているものではなく、一部企業やグループくらいでしょう。
そうすると結果的にASICを所有するものだけでマイニングを独占できる状態が完成してしまいます。
ここで重要なのがマイニングする場合には、ブロックを作る際にハッシュ関数というものを
計算するのですがNexusはこのハッシュ関数に着目しました。
どういうことかと言うとASICはハッシュ関数が1種類の場合にしか機能しません。
つまりはハッシュ関数が2種類以上であればASICとその他コンピューターに優劣はないということ。
そこで3次元ブロックチェーンの出番ということです。
これを採用することで3種類のハッシュ関数を用意し、3段階のマイニングが必要になるよう設計しました。
これによってASICを所持していなくても誰でもマイニングできる環境が整えられました。
従来とは一線を画す高度なセキュリティを導入
マイニング対策の3次元ブロックチェーンも従来とは異なる要素が多いですが、
セキュリティ面も他とは一線画す高度なセキュリティ対策が設計されています。
具体的には、量子コンピューターの技術にも対応できるだけのセキュリティ強度です。
量子コンピューターはまだ未実装ですが2039年には完成する目途をロードマップで示しています。
本格的にNexusのセキュリティの優秀さを体感できるのは量子コンピューターが
実装されるであろう2039年以降なので途方もない話ではあります。
それでも2039年以前にはハイスペックコンピューターがいくつかは登場するでしょう。
最先端なものが出回れば世がすぐに順応できるわけでもないし、そのスペックを悪用する人もでてきます。
悪用されるということはハイスペックコンピューターを利用したハッキングが懸念されるわけですが、
こういったリスクに対しても処理できるために量子コンピューターにも対応できる環境を整えているわけですね。
仮想通貨Nexus(ネクサス)の価格
2016年~2017年初期までは1NXSあたり数円程度のレートしかありませんでした。
しかし2017年3月あたりから徐々に価格が右肩上がりに変動していき、
3月時点で数十円だったものが12月には400円台に突入しました。
その勢いは2018年当初まで続いて1月時点では約1,500円まで上昇。
2018年はそこからガクッと落ち込み、年内はその調子が戻ることはありませんでした。
2019年に入ってからもひたすらに下降していき、20~40円程度の推移から変動していない状態です。
仮想通貨Nexus(ネクサス)の将来性
Nexusは、航空宇宙産業と提携することで通信基盤を最適化するプロジェクトも計画しています。
その一端となるのが「Nexus Earth」と呼ばれる独自ネットワークを構築するプラン。
Nexusが辿り着く終着点でもあるNexus Earthは誰でも平等に利用できるプラットフォームであるのが特長。
それを実現するための足掛かりとしてまずは分散によるシステムやセキュリティの
強化およびハードウェアの分散化を確立させようとしています。
Nexusは、航空宇宙産業と提携しているわけなので仮想通貨市場だけでなく、
宇宙開発産業にも精力的ですでにローコストで低軌道上に人工衛星を打ち上げる開発にも協力しています。
価格推移からは今後のビジョンを垣間見えるデータはありませんでしたが、
宇宙開発産業という政府にとっても大事にしたい産業に協力しているのですから今後には期待できるでしょう。
仮想通貨Nexus(ネクサス)を購入できる取引所
Nexusは、国内取引所では取り扱っていません。
海外取引所であればBinance・Bitrex・Cryptopiaといった取引所で購入できます。
ただ海外取引所は日本円で入金することに対応していません。
なので国内取引所でビットコインを購入してから、それをいずれかの
海外取引所にて送金してからNexusを交換して購入する必要があります。
まとめ
■3次元ブロックチェーンにより独占的なマイニングに対応している。
■量子コンピューターにも耐えられるセキュリティを導入。
しかし、航空宇宙産業との提携や独自ネットワーク構築プランの計画など期待できるプロジェクトは多いです。
それこそ2039年に完成するかもしれない量子コンピューターを見据えているので未来性はある仮想通貨でしょう。
数年で結果を見込める通貨ではないでしょうが5~10年と未来を見据えれば、
先行投資するだけに値するポテンシャルは秘めています。